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柴犬ちくわとの日々

  • Posted by: ちくわ
  • 2010-11-11 Thu 14:27:32
  • 未分類


まずはコメントをくださっていた方、ちくわを心配してくださっていた方たちにお詫びを申し上げます。
返信、更新ができず申し訳ありませんでした。


2010年11月8日 午前1時5分 ちくわが息をひきとりました。
たった4ヵ月と1週間の命でした。


死因は散歩中に毒、または劇薬の摂取による肝臓への過度の負担からのショック死だろう、とのこと。
最後は苦しみぬいた末、全身から血を吹き出し息絶えた、と獣医さんからお話がありました。
数日間続いていた桿菌による下痢の症状とは全く無関係な死、だったそうです。


亡骸と対面したら、獣医さんのお話の通り、安らかな死とは程遠い、苦しみもがいた表情をしたまま、目を見開き、血だらけの中、ちくわは動かなくなっていました。


まだほんの数日前に初めての散歩に出たばかりで。
外の世界にドキドキ緊張しながらも、狭いリビングに比べたら果てしなく広いこの世界が嬉しくてたまらないのか、所狭しとわんぱくに駆け回っていました。
全てがまだ始まったばかりでした。


「辛く苦しいのは、それだけ大切に思っていたからだよ」と周りの人達は言ってくれます。
「ひきとった事自体を後悔したりしちゃダメだよ。それはちくわが可哀そうだよ」とも言ってくれます。
全部その通りだなぁ、と頭ではわかるのですが。

「犬猫を殺すために、わざと毒をまく人間もいるんだよ。」


知りませんでした。
そのような人間がいるんですね。



獣医さんが仰ってました。
「犬の誤飲誤食は当たり前で、石ころやタバコ、普通に道に落ちているものを飲み込んだくらいでは死ぬ事はまずありえません。余程の劇薬を摂取しないと、このような死にはいたりません。私の経験上、数年に一度、同じような死に方をされる犬がおります。」


なんだかまるで運が悪かったみたいだ。


運悪く、生後約四ヶ月で、劇薬を誤飲し、苦しみもがいたあげく、全身から血を吹き出し事絶えた愛犬の死を、どのように受け止めればよいのでしょう。
この世はちくわが生きるに値しない世界だったということでしょうか。


葬儀の夜には生前ちくわを可愛がってくださった方達が、ちくわに会いに来てくれました。
「まるで眠っているみたいだね。胸が呼吸して上下しているように見えるね。」


火葬が終わり、骨を広い骨壷に収めました。
「我家に来たばかりの頃は片手で楽々持ち上げることができてたのに、最近は両手でも重たくて・・・」なんて数日前に笑いながら話してたのに。
骨になったちくわは、初めて会った時よりも随分と軽くなっていました。


ちくわの死から数日。
我家のリビングにも、近くの公園にも、一緒に見たベランダからの景色にも、目に映る全てにちくわがいます。
でも、どこにもいなくて。


あの日。
ちくわがこの世を去った日の早朝。
動かなくなったちくわを抱きしめながらマンションのエレベータを9Fで降りて歩いた渡り廊下。
私の腕の中で、ちくわはどんどん冷たく硬くなっていくのに、オレンジ色の朝日が眩しいくらいに私達を照らしてた。
今まで見た中で一番美しい朝焼けだった。

ちくわが死んで、この世界は終わったはずなのに。
色を失ったはずなのに。
あまりにも身勝手で容赦のない太陽の光が、私達を射していました。


最後にちくわとリビングで遊んでいた時。
いつもなら自分からかまってほしくて近寄ってきても、いざ触ると全身をもじもじさせて暫くしたらプイッと逃げちゃうくせに。
その日、私がソファに座っていたら、ちくわがテケテケ歩いて来て、私の太ももの上にふわりと乗ってきて、スヤスヤ眠りはじめました。
そんなこと初めてだったから、嬉しくて嬉しくて、起こしたくないから姿勢を崩せなくて身体中が痛かったけど、必死に我慢して無邪気に喜んでた私。

今ならわかる。
辛いよ、苦しいよ、助けて、って必死に教えてくれてたんだよね。
ごめん、気付いてあげれなくて。
ごめんね。
ほんとに救いようがないね、私は。



子供を授かることができない私達にとってちくわは、血は繋がってはいなくとも、人間じゃなくても、まぎれもなく私達の子供でした。





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